1967-05-17 第55回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
したがって、いま森中君の指摘している公共的林道というのは、いわゆる政治林道なんですよ。だれかが顔をきかせて、そしてつけなくてもいいやつをつけたとかね。たとえば選挙に関連をしてとんでもない林道がついたとか、そういう性格のものなんですよ。これは明らかに不必要なものですわね。それは困ると言っているんですよ。国有林の木のない方向へ林道が走っているわけですから。
したがって、いま森中君の指摘している公共的林道というのは、いわゆる政治林道なんですよ。だれかが顔をきかせて、そしてつけなくてもいいやつをつけたとかね。たとえば選挙に関連をしてとんでもない林道がついたとか、そういう性格のものなんですよ。これは明らかに不必要なものですわね。それは困ると言っているんですよ。国有林の木のない方向へ林道が走っているわけですから。
「公共的林道とは、ここでは直接国有林野事業上、必要としないもので、」と言っている。必要としないのだと言っている。「外部からの要請がなかったら建設しないであろう林道、」みずから必要としない、他からの圧力あるいは要請等によってつくったんだと、こう言っている。これは、何と抗弁されても、林野庁の当初の計画にのっかっている林道計画じゃありませんよ。必要でないと言っている。
そこで、お聞きしたいのですが、大体、林道の中に公共的林道というのがあるのですか。まあここに言われているから、私はこのとおり言うのですが、内部の通用語であるかもわからない。よろしゅうございますか。この指摘をされている——会計検査院がどうであったかよくわかりませんが、これはまた機会があれば決算委員会等でも問題に供すべきだと思うのですが、もし手元に持っておられるならば出してみてください。
それと公共性の強いものとを区別しておるわけなんでありまして、林地の荒廃防止施設は公共的、林道の方はこれは農地より公共的ですけれども、まあ荒廃防止施設と比べれば、これは個人的だ、こういうふうに五割と十分の六・五と区別しているわけであります。